ふむふむ その8
新しいアプローチへの模索
政治学研究におけるネオ・リアリズムの登場。
彼の主張は政治哲学の演繹的推論や人間は自己の経済的利益を合理的に追求していくという古典的な経済理論からは人間の複雑な政治行動を解明することなど期待出来ないという点にあった。
そのために人間の本性について出来るだけ多くの関連ある測定可能な事実を発見し、それらをすべて政治上の推理に活用出来るよう努力しなければならないと考えた。
もちろん、G.Wallasの心理学への過剰期待と粗雑な方法論は批判されるかもしれません。
しかし、政治過程の理解は個人が政治状況の中で実際どのように行動するかを研究することによってはじめて可能になるという彼が残こしたメッセージの意義はその欠点を差し引いたとしてもなおかつ高く評価されてしかるべきでしょう、「偉大だがあまりにも賞賛を受けることの少なかった人」という事態は絶対に撤回されるべきである。
