ふむふむ その6
行動論アプローチ
近年、政治学内部に新しいアプローチが登場し発展してきました。
一般に行動論Behavioralismと呼ばれるこのオリエンテイションは1950年代に登場し、次第に大きな地歩を獲得し、今日では研究者間で広く市民権を認知されるに至っています。
これは政治分析の焦点を大きな政治単位から個人に移行させ、科学的方法を政治学に導入し、データの収集、分析をより厳格・正確に行ない、諸個人の相互作用のパターンや相互関係を明らかにしようとするアプローチです。
行動論が今後、20世紀政治学の最大の知的産物として位置付けられるか否かは予想の域を出ないが19世紀末に始まった人間行動の経験的・体系的・科学的研究への努力が今定着しつつあることは否定出来ません。
その意味で20世紀は行動科学の誕生期として歴史に印されることは確実のようです。