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2010年09月 アーカイブ

ふむふむ その4

何よりも政治学の応用価値が問われている時代に伝統的な政治理論が政治学の主流として復権すべきであると主張することは冒険すぎかもしれません。

しかし、次のような利点を持っています。

先ず第1に、政治研究の情熱を駆り立て、研究により広大な世界を提供してくれます。

第2に、政治研究上最低限度必要とされる研究者間のコミュニケーション・メディアを与えてくれます。

研究者用語の大半は政治哲学の遺産であり、これに対する無知はコミュニケーショソからの孤立を意味する。

第3に、偉大な政治哲学は現実政治のメカニズムを理解する上で不可欠の指導原理と目的に関する多くの情報を与えてくれます。

JohnLockeを抜きにして名誉革命を、KarlMarxの哲学を抜きにしてソ連の政治メカニズムを研究することは困難です。

第4に、民族国家建設過程、国際平和の維持過程の主たる動力として政治哲学が大きな貢献をしているということも忘れてはならないでしょう。

ふむふむ その5

科学理性ではなく哲学から生まれた情熱こそが改革的行動や殉教者的行動を駆り立てるのであってその逆であると考えることは研究室の机上で作成した理論に固執し現実とのギャヅプが出てもそれを無視し一切の修正・補強を試みようとしない頑迷な保守主義に劣らず馬鹿げていると言わねばならない。

「政治理論の講座は、単なる政治哲学の教室に止まってはなりません。

遺憾ながら政治には、美辞麗句や、迷信や、いわゆる"大言壮語"や、ベンサムのいう"紙上の胞降"がふんだんにつきまとう。

"自由"とか"権力"に関する抽象的論議は、大部分は定義を伴わない空虚なおしゃべりで、時間の浪費です。

そういう雄弁を聞くとき、まるで2人の酔っぱらいが話しているのを聞く思いがする」というGeorgeCatlinの指摘はそれでもなお銘記されるべきでしょう。


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