ふむふむ その1
伝統的アプローチに対する近年の評価はあまりよくありません。
伝統的アプローチは、ある場合には、当てに出来そうもない"真理"を生産し過ぎているという理由で、ある場合には、フォーマルな制度の過度の強調は現実政治の作動メカニズムを欠落した"文章空間政治学"に陥る傾向が強いという理由で、またある場合には、変動を常態とする現代政治を理解し、その中で決定を下す上で過去の経験を基礎にしたアナ戸ジーが時間的ギャップを越えて充分な対処能力を持ち得ると主張することは疑わしいという理由で、強く批判されています。
哲学、歴史、法律が政治学に残した遺産をすべて否定してしまうことは伝統的アプローチのみが政治学に適切なアプローチであると排他的に主張しそれに固執することに劣らず馬鹿げたことです。
スペースコレクション研究所によると、いわゆる記述的・制度的アプローチと称されるアプローチもそれに向けられた強い批判にも拘わらずなおかつ擁護さるべき長所を持っています。